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肺炎球菌ワクチン

23価肺炎球菌ワクチン

 

「肺炎」とは、ウイルスや細菌が肺に感染し、炎症を起こしてしまう病気です。咳、痰、発熱、呼吸困難などの症状がでます。

比較的ありふれた病気ですが、実は、日本人の死因第5位でもあります。

医学が進歩し、有効な抗生物質が開発されている時代においても、人生の最期を肺炎で苦しまれる方が沢山いらっしゃるということです。

 

年齢を重ねると若い方と比べて肺炎を起こしやすくなります。風邪をこじらせてしまったり、インフルエンザから細菌による肺炎を合併してしまったり、また食べ物が肺に入って誤嚥性肺炎を起こしてしまったりします。

持病がある方は、肺炎になりやすく、また肺炎になった場合に持病の悪化も重なり、治りづらくなることがあります。

循環器の病気では、肺炎をきっかけに心不全が悪くなり、入院し、集中治療が必要となる方が後を絶ちません。

 

 

肺炎の予防は、細菌やウイルスが体内に入り込まないための感染予防対策や、誤嚥しない様にゆっくり食事をすること、健康的な生活を心掛け日頃から体力をつけておくことなどが日常生活においては重要です。

一方で、肺炎の中でも原因菌として最も多い「肺炎球菌」という細菌感染に対しては、有効なワクチンが存在し、広く皆様に接種していただけるようになっています。

 

「肺炎球菌ワクチン」は、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぐワクチンです。当院で接種できる「23価肺炎球菌ワクチン」は、93種類ある肺炎球菌のうち、病気を引き起こしやすい23種類の型に効果があると言われています。

 

ワクチンの副反応としては、接種部位の痛みが一番多いです。次いで、赤みや腫れがあります。それらは通常数日で軽快します。稀にアナフィラキシーといって、重篤なアレルギー反応を起こすことがあり、緊急で治療が必要になることがあります(これは肺炎球菌ワクチンに限らず、他の薬剤や食品等においても同様です)。

 

厚生労働省は広くこのワクチンを接種できるようにと、65才以上で肺炎球菌ワクチン未接種の方に対して、5才ごとに定期接種の対象としております(そのうち定期接種として接種できるのは1度きりです)。また、60才以上65才未満で、心臓、腎臓、呼吸器の機能、又はヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に1級相当の障害のある方も対象になります(この場合、主治医に接種可能か確認をお願いします)。

 

当院での接種をご希望される方は、お電話もしくは受付で接種日時の予約をお願い致します。

 

定期接種対象の方は、横浜市から郵送された予診票をご持参の上、自己負担3000円(条件によって接種費用免除あり)で、23価肺炎球菌ワクチンを接種できます(詳しくは横浜市のHPをご覧ください)。

また、定期接種の対象者でない方も任意接種できますので、ご希望の方はご相談ください(税込7700円)。

 

※接種は義務ではありませんが、当院では積極的な接種を推奨しております。

 

※下記に当てはまる方は接種不適当になりますのでご了承ください。

★当日明らかな発熱のある方

★重篤な急性疾患にかかっている方

★以前23価肺炎球菌ワクチンでアナフィラキシー等のアレルギー症状を呈した方

 

 

 

《以前に23価肺炎球菌ワクチンを接種した方の再接種について》

 

23価肺炎球菌ワクチンを接種すると、獲得した抗体は5年以上持続されているといわれる一方で、時間経過と共に低下し、特に高齢者や心臓・肺などに病気を持つ方ではその抗体が低下しやすいという報告があります。そのため、海外では再接種を定期接種にしている国も多く、リスクの高い方は繰り返しの接種を推奨している国もあります。

 

日本感染症学会による「肺炎球菌ワクチン再接種ガイダンス」というガイドラインによると、23価肺炎球菌ワクチンを接種してから5年以上経過した場合の再接種においては、初回と同じように抗体を獲得でき、接種部位の腫れや発熱などの副反応の頻度は高いものの許容範囲内であり、3回・4回目の接種も同等の安全性が確認されているそうです。

 

以前に肺炎球菌ワクチンを接種した方は定期接種の対象にはなりませんが、ご希望がある方はお気軽にご相談ください。

 

 

 

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